2011年11月15日火曜日

終結の仕方

カウンセリングは一度始めたら一生通い続けなければいけないのか?

そのような疑問を持つ方がいらっしゃいます。

そのような事はありません。


普通は最初に、カウンセリングのゴールを決め、
それに向かって、定期的にカウンセリングを受けます。

例外的に心のメンテナンスのために通われる方は
ゴールはなく、常時対応か、定期的なメンテナンスとしての
カウンセリングを受けるので、期限はないでしょう。


ゴールに向けてカウンセリングをしていくと
途中で回復または解決し、状況が明るくなる時があります。
そのときに、クライアントは、自分の任意で勝手に止めてしまうことがあります。

ですが、それは止めてしまうとキケンなことです。

一時的な好転状況の可能性があり、どん底の時に比べたら
動きやすいために、もう大丈夫だと思ってしまうのです。

それは回復の途中に何度か表れる回復(解決)の兆しでしかありません。

例えば鬱でしたら、「もう元気になった!」と思える時期が何度かあり、
「もうダメだ、始めた頃より最悪だ」と思もえる時期が何度かあります。

勝手にやめてしまうと、次に来た「最悪感」に対処しきれなくなって
状態や症状が最悪な形になってしまいます。
そして「カウンセリングは意味がない」
「あのカウンセラーはダメだった」と結論つけてしまうのです。
実は、勝手にやめたことに問題があったのにも、です。

ですから、辞めてもいいような気持ちになったら、
カウンセラーにその旨を伝えましょう。

カウンセラーは、ゴールにたどり着いたと感じたら、
普通は「あと2回ほどで終結としましょう」などと言ってくれますから
カウンセラーから、終結の案内がない場合は大抵は
まだゴールへの途中であることが多いです。

カウンセリングはhttp://home.yoshiko-natsukawa.com/