そのような疑問を持つ方がいらっしゃいます。
そのような事はありません。
普通は最初に、カウンセリングのゴールを決め、
それに向かって、定期的にカウンセリングを受けます。
例外的に心のメンテナンスのために通われる方は
ゴールはなく、常時対応か、定期的なメンテナンスとしての
カウンセリングを受けるので、期限はないでしょう。
ゴールに向けてカウンセリングをしていくと
途中で回復または解決し、状況が明るくなる時があります。
そのときに、クライアントは、自分の任意で勝手に止めてしまうことがあります。
ですが、それは止めてしまうとキケンなことです。
一時的な好転状況の可能性があり、どん底の時に比べたら
動きやすいために、もう大丈夫だと思ってしまうのです。
それは回復の途中に何度か表れる回復(解決)の兆しでしかありません。
例えば鬱でしたら、「もう元気になった!」と思える時期が何度かあり、
「もうダメだ、始めた頃より最悪だ」と思もえる時期が何度かあります。
勝手にやめてしまうと、次に来た「最悪感」に対処しきれなくなって
状態や症状が最悪な形になってしまいます。
そして「カウンセリングは意味がない」
「あのカウンセラーはダメだった」と結論つけてしまうのです。
実は、勝手にやめたことに問題があったのにも、です。
ですから、辞めてもいいような気持ちになったら、
カウンセラーにその旨を伝えましょう。
カウンセラーは、ゴールにたどり着いたと感じたら、
普通は「あと2回ほどで終結としましょう」などと言ってくれますから
カウンセラーから、終結の案内がない場合は大抵は
まだゴールへの途中であることが多いです。