カウンセリングの技法のひとつです。
現在は、いろいろと発展してきているために
類似のものは多いのですが、もともとは、
カール・ロジャースが開発したカウンセリング
の方法なのです。
ファシリテーター(グループをまとめる役)によって
大勢で進行するものです。
ファシリテーターは参加者のリーダーではありません。
ファシリテーターはよく訓練された専門家が行います。
一般的には集団(グループ)心理療法の
ひとつとして扱われていますが、
ファシリテーターが解決をするのではなく
グループ活動に中で気付きを得て
解決に導くものなのです。
エンカウンターとは「出会い」と言う意味の英語です。
集団の中で見知らぬ人々と出会って、
知識や物事の善悪ではなく、
感情の交流や参加者の意見や行動を通して、
気付きを得たり、
他者との関係や行動の変容を期待する療法です。
少し変わった療法なので、
一度体験して気に入ると、
エンカウンターに参加することを趣味のごとく、
喜びとしている人もいるくらいです。
ところが参加者によっては、
エンカウンターに参加した経験そのものが
トラウマになってしまうケースもあるので
どれであってもエンカウンターが最高の療法
とは言い難いです。