2011年8月31日水曜日

善意の時間延長 1

カウンセリングは安くはありません。

それなりの費用がかかります。

だから、5分でも10分でも同じ料金で対応して欲しいと
欲が出る患者さんまたはクライアントが居ることは否めません。

最初から30分とか1時間とか枠が決まっていて、
その枠を予約してクライアントさんはいらっやるのですが、
「今日はここまで」「これでお時間です」とお伝えしても
帰ろうとしないクライアントは残念ながら居ます。

カウンセラーは、クライアントの集中力や、1回1回の
カウンセリングの効果を最大限に引き出そうとプランをたてています。
ですから、「もっと、カウンセラーから聞き出そう、教えてもらう」と
思う気持ちが、実は、一番大切なことへ意識しておらず、
肝心な事が心にとどまらないので、引き延ばしに欲を出されるのは
良いことではないのです。

また、与えられた時間を有効利用できる力も、つけて行かなければ
いけない課題がクライアントにあるとも考えられます。

それとは別に、カウンセラーによっては、次のカウンセラーまでの間の
休憩が短く設定されている場合もあり、休憩が減ることで
次のクライアントへの準備ができなくなってしまいます。

ですから、逆に、いつまでもダラダラとお話しにつきあうカウンセラーは
治療プラン、または目的達成、問題解決へのプランをきちんと
進められないと言う問題点もあるかもしれません。

2011年8月25日木曜日

良いカウンセラーか最初の判断材料

カウンセリングをうけてみたいなぁと思っても、
どうやって選んだらいいかわからないことはありますよね。


カウンセリングは色々な種類があります。

  1. 心理カウンセリング
  2. キャリア・カウンセリング
  3. 離婚カウンセリング
  4. 家族カウンセリング
  5. 産業カウンセリング
  6. 夫婦(カップル)カウンセリング
  7. 精神科カウンセリング(心療内科カウンセリング)
  8. 心理療法
・・・など。
     *これらに関しては後日改めて説明します。

その他、最近はスピリチュアルカウンセリングとか
霊視カウンセリングなどと、占いや祈祷、霊媒なども
出てきていますが、これらはカウンセリングの
イメージの良い言葉を使用して合体させているので
本来の心理カウンセリングとは違いますね。

占いや霊能力などを技能として相談業を
提供しているところへ、心理的な相談をしても
結局解決には至りません。
占いも霊視も、あなたの苦しみからの解放のお手伝い
をしてくれるので無意味ではありませんが、
心理カウンセリングとは違います。
その場では、とても前向きになり、元気が出たとしても
自分が解決しなければならないような
心奥底に潜んでいる問題は解決しません。

お探しになる時には、この点をご注意くださいね。

私も、ときどき「霊視してくれませんか?」と
問い合わせされることがありますが、
くれぐれも、精神、心理、自己、内面、等に関する
問題は、心理カウンセリングへご相談ください。

2011年8月20日土曜日

先生、教師、教授など指導者

先生、教師、教授など指導者の場合指導す立場だから
カウンセリングは不要?と思われる方も多いでしょうか。


でも、この場合も違います。
指導する立場の人たちにもぜひ、カウンセリングを
受けていただきたいです。

教える立場の方々は、
専門分野をしっかり指導するわけですが、
学問だけでなく、社会人と学生のはざまに
学ぶもろもろのことも教えて行かなければ
なりませんから、責任の重い仕事です。

そして、
教授や講師など、大学で教えている方々は
教える一方で、自分の研究があります。

大学としての研究もあれば、一般企業との
研究や政府機関との研究もあるでしょう。

研究はまとめ上げて学会などで発表しなければ
いけませんから、国内外あちこち出張して
とても忙しく、時間のやりくりも、とても大変です。

忙しすぎて、時には、自分の論文をまとめ上げる
時間もままならないこともあるでしょう。

色々な事がありすぎて、論文への熱意も消えたり、
今何をすべきか混乱して整理がつかなくなることも
あるでしょう。

結局、自分の意欲や決意次第と言っても、
それができないくらい忙しくなることもあるのです。

あなたのカウンセラーが、あなたの研究の専門家で
なくても、問題を解決できます。

生徒の指導の仕方や、研究への整理、やる気回復は
心理カウンセリングで見えてきます。

自分を追い込まず、カウンセリングを有効利用していただきたいですね。






カウンセリングはhttp://home.yoshiko-natsukawa.com/



2011年8月15日月曜日

管理職など上に立つ人々2

もうひとつ、管理職に有効なカウンセリングの
使い方があります。

管理職は、確かに、自己ケア技能の達人である
可能性は高いのですが、だからと言って、
できる上司であっても、部下の心のケアまで
達人並みとは限りません。

部下やチームが上手く機能してくれない場合は
上司としての自分の考え方や行動、心理的作用に
なにか間違いがあるのです。

だから、より効率の高いチーム編成や部下教育、
好成績を上げるためにも、カウンセリングは
有効なのです。

それは、いつか破たんするかもしれない予防、
常にベストな状態で仕事に取り組むため、
小さな問題も小さいうちに芽を刈り取るため、
それぞれ、目的は微妙に違いますが、
常に心をベストな状態にしておいて、
仕事にベストな状態で臨むためです。

私のクライアントでも、心のメンテナンスとして
定期的にお受けになる方もいます。
いつも、大きな問題が話題になるわけでは
ありませんが、気がつかないストレスを解消し
打てる手は打って行く姿勢を持っています。

海外では管理職は、マイ・カウンセラーを
持っていることが、上に立つ人間の必要条件
との意識が強いものです。


ですから、
管理職だからこそ、カウンセラーをもつことを
お勧めします。

2011年8月10日水曜日

管理職など上に立つ人々 1

管理職、経営者、などは、人の上に立つ見ですから
部下やチームメイトたちより、経験値も高っく、判断ミスも少なく、
人格も十分に育っていて、心の安定力も高いものです。

だからと言って、上に立つものが、必ずしも自己ケアの達人で
他人からのケアを必要としないとは限りません。

管理職は、ただのスタッフレベルの社員が抱える
悩みとは違う悩みを抱えます。
また、オーナーも、さらに雇われた人々とは違う悩みを
抱えます。

スタッフには、スタッフとしての悩みがあるように、
上に立つ人には、その立場にならない限り体験しない
苦悩や苦労があるのです。

特に中間管理職は、部下の気持ちもわかるが、
上からのプレッシャーも強く、板挟みである悩みも
負荷されて、「自分の権力でなだめる」などとは
到底できない苦しさがあります。

「毎日が、どんどん流れて行き、自分の苦しみなんて
考えている時間はない」「やるしかない」
「こなさなきゃ、自分の心より身が危ない」などと
自分の心をないがしろにしてしまいます。

それどころか、時間に流されて、自分の心の叫び
があることさえ分からず、「自分は悩みなんて無い」
と思っている人もおいのです。

結局、左遷や降格、降級を目前にして初めて
心の声があることに気がつきます。


そうならないためにも、カウンセリングを定期的に
受けることをお勧めしますし、
自分の心くらい分からなくてベストな対処ができる
はずがないのです。


言い換えると、管理職だからこそ必要で、
管理職であるがためにカウンセリングをお勧めします。