2012年4月25日水曜日

複数のカウンセラーで 1 セカンドオピニオン

一つの課題を解決するために、
医療のセカンド・オピニオンと同じように
複数のカウンセラーについている、
と言う方が居ます。

心理カウンセリングに関しては、
複数のカウンセラーにかかることはお勧めできません。

なぜなら、医者のように病気の診断をするわけではないからです。


病名を確定するならば、違う考え方をしている医師に
角度の違う意見を聞くのは良いことです。
そうすることで、間違った薬を飲み続けることを防げます。

例えば、内科的な問題だと思ったら、
実は外科的な問題かもしれませんし、精神的な問題かもしれません。
同じ症状でも、原因はいくつかあるかも知れませんから。

しかし、心理療法は、病名は関係ないのです。

心の負担になる考え方などを変えていったり、
ストレスを解消したり、
心の強化を目的とした訓練であったりしますから、
いくつか違うカウンセラーに同時にかかると
カウンセラーが計画した治療プランであったり、
改善計画をごちゃごちゃにしてしまって、
逆に効果が出ないところか、悪くさせてしまうことも多いのです。

例をあげると、カウンセラーAは
「まず、aをやってからbを行って、cに進む精神的準備を整えて、
cに進んでその後dへ行くことが良い」
と考えていたにもかかわらず
同時に受けているカウンセラーBは
「まず、cをやって、大きな衝撃を与えてから、aに行って
後にbへ進んで、最後にdをするのが良い」と
考えた場合、
どちらのカウンセラーにとっても、
「今やってほしくないことを、やってくれたもんだ、計画が崩れ
逆に、余計な知識が、後々のステップに影響してしまい
全て無駄になってしまう」と思うでしょう。

カウンセリングは、薬理療法とは違いますから
ゆっくり進みます。
ですから、ある程度同じカウンセラーに従って
様子をみたほうが良いのです。



カウンセリングはhttp://home.yoshiko-natsukawa.com/