2012年9月30日日曜日

表舞台に出ない 1 プライベート

心理カウンセラーでも、または占い師や祈祷師でも、
いわゆる相談業の人で、存在を明かさない方がいらっしゃいます。

存在を明かさないと言うのは、例えば、
  • 顔写真を出さない
  • 働いている場所を尋ねても教えてくれない
  • 連絡先がメールしか分からない
  • 「絶対に、私の事をブログ等でウワサを流さないでください」と念を押される
  • 「私は表舞台には立たない主義なので、私のことを人に話さないでください」と執こく言う
  • 「紹介だけでしか受け付けないので、気軽に私の名前を他人に言わないでください」と門戸を閉ざしている
  • 詮索されることを嫌う
などです。


心理カウンセラーなどはカウンセラー自身の個人情報がカウンセリングに
影響してしまうため明かせないのはプロとしての基本姿勢です。

例えば
  • 犬の写真を飾る→犬派か猫派かを気にする方には偏見を持たせてしまう。クライアントが猫派である場合、「この先生は犬派だ」と思うことが、カウンセリングの行く末を変えてしまう可能性が高い。
  • 結婚しているか、離婚しているか、独身か、子供が居るか、シングルマザーか→「子供が居ない人には子供の気持ちなんて分からない」と間違った知識を持っているクライアントは、カウンセラーに子供がいなければ、アドバイスを心深く聞きれない可能性が高い。
  • うつの経験があることを看板にしている→「鬱の経験がある人の方が私の鬱を理解してくれる」と思うクライアントには、「鬱同士の結託感」が効果的治療の進み具合だと勘違いする可能性が高い。
などと言ったことがあり得るのです。

これは、他の相談業者と違う点ですよね。
心理を扱う相談業では、小さな思い込みが、相談の行く末を捻じ曲げてしまいます。

そのため、カウンセラーはなるべくカウンセラー自身の情報を明かさず行うべきなのです。
それを厳守できるカウンセラーは力量が高いと思って良いでしょう。
力量がある程度付かないと、厳守するのは難し技術なんです。






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